武雄温泉 懐石宿扇屋 [佐賀の温泉]
佐賀県の武雄温泉に佇む「懐石宿扇屋」は明治３８年創業の老舗旅館です。料理の評判が良く、いつかぜひ訪れたいと思っていました。２０１０年６月のある日、平日に休みがとれたので当日予約にて食事休憩を利用しました。予約時に到着時間を伝えていると、宿玄関前にて係の方が私たちの到着を待ってくださっていました。温かい出迎えを受けて中へ入ります。
外観は小さめの印象ですが、館内は狭さを感じさせず趣のある造り。客室は８室あり、露天風呂付きの和室・洋室も人気だそう。風情を感じながら客室へと向かいます。
《談話室も良い雰囲気、センスの良いお土産品が並ぶ》
《硯水の間》 数寄屋造りの和室へ案内されました。入口に腰掛け待合いがあり奥に進むとまだ廊下が続いています。すでに客室へ入っているのですが、すぐに畳の間が見えず何だか楽しい造り。廊下にも生け花が飾られ、壁の色も明るい雰囲気。
奥には２間続きの和室が広がっていました。照明を少し落としてあり寛げる雰囲気の造りになっています。食事休憩では１１時３０分から１４時まで客室利用ができます。硯水の間は露天風呂付きではないですが、ユニットバスに温泉がひかれています。
《随所にこだわりが見えます、和モダンなテーブルセット》
《男性浴場》 少し休憩したらさっそく大浴場へ入ります。脱衣所や浴場など男女ともコンパクトな造り、清潔感があり綺麗ですね。浴場へ下りる階段は少し急でした。
《自家源泉の温泉が楽しめます、ライオン型の湯口は勇ましい》
《女性浴場》 こちらは石造りの浴槽になって、湯口もシンプルでした。エッセンシャルオイル配合の高級洗顔石鹸も使ってみました。アメニティが揃い嬉しいですね。
《貸切風呂》 浴場は総檜造りになっていて、直径１５０ｃｍの檜風呂はゆったり浸かれます。檜の香り漂うお風呂は気持ち良いですね。利用料金は１５００円（１時間）。
お風呂へ入ってさっぱりしたら客室へ戻り少し休憩後、お待ちかねの食事です。１９９３年から２年連続で日本温泉旅館大賞グランプリ受賞、そして「料理の鉄人」にも出演されたご主人が腕をふるう料理は楽しみです。次回、お料理をご紹介します。
懐石宿 扇屋 佐賀県武雄市武雄町７３９９ 入浴料金：１０００円
詳しい情報は懐石宿 扇屋の公式ホームページをご覧ください。
食事編をアップしました。
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よろしければぜひ懐石宿扇屋 食事編をご覧ください。
嬉野温泉 和多屋別荘（大浴場・湯殿心晶） [佐賀の温泉]
佐賀県の嬉野温泉にある「和多屋別荘」の温泉施設をご紹介します。まずは大浴場「御影殿」と露天風呂「浮世風呂」から。御影殿は１９７７年、タワー館建設の際に黒川記章氏デザインにより造られました。テーマは「直線の美しさ」・「石との調和」・「石室の荘厳さ」だそう。天然御影石と檜が使われ、サウナ・檜風呂・打たせ・露天風呂などがあります。
《左上：大浴場 御影殿（男性用）、右上：露天風呂 浮世風呂（男性用）》
《大浴場 御影殿（女性用）》 こちらの内湯もゆったり広めの造りになっていて、檜風呂もあります。露天風呂は男女別の造りに大きな違いがあり、男性用は広い岩風呂「浮世風呂」ですが、女性用はこぢんまりとした造り。露天風呂「浮世風呂」は別の場所になります。
《露天風呂 浮世風呂（女性用）》 宿泊棟「花鳥苑」側に浴場の入口があり飲泉所も設けられている。大浴場「御影殿」と男性用はつながっていますが、女性用はつながっていません。知っている方が少ないためか、女性用はいつも少なくてゆっくり浸かれます。大浴場からだと着替えて来ないといけませんが、こちらの露天風呂もお勧め。
《左上：離れと湯殿心晶、右上：以前使われていた皇后泉》 敷地内には嬉野川が流れており、左岸に離れ「水明荘」と湯殿「心晶」、本館は右岸にあります。以前、川そばの混浴露天風呂「皇后泉」に入りましたがとても風情ある風呂でした。 《２００６年１２月》
《湯殿 心晶（しんしょう）》 離れ「水明荘」専用の浴場ですが、水明荘以外の宿泊者は１０００円にて利用出来ます。宿泊プランによっては心晶入浴付きもあります。以前宿泊した際に１０００円支払って利用しました。立ち寄り湯の場合、料金は２０００円。
和多屋別荘ご自慢のお風呂というだけあってお洒落な造り。雰囲気の良いラウンジもあり、贅沢な気分が味わえそう。脱衣場には冷茶とレモン水が入ったポットが置かれています。
《湯殿心晶 檜の浴場》
釘を一本も使用せずに建築した建物はとてもモダンなデザイン。内湯・露天風呂・サウナ・水風呂などを完備しています。檜風呂が好きな私はゆっくり浸かって温泉を満喫しました。もう１つの浴場は御影石を使ったお風呂になり、朝夕で浴場が男女入替え。
《湯殿心晶 御影石の浴場》 心晶以外の浴場は循環になっていますが、こちらは源泉掛け流し。泉質はナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉、源泉温度６８．８℃
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嬉野温泉 和多屋別荘 入浴料金１０００円、湯殿心晶は２０００円
旅行情報サイトたびねすに、「和多屋別荘」を紹介しています。ご覧いただけると幸いです。
- 出版社/メーカー: 豊ふぁー夢
- メディア: その他
嬉野温泉公衆浴場 シーボルトの湯 [佐賀の温泉]
佐賀県・嬉野温泉に２０１０年４月１日、シーボルトの湯がオープンしました。古くから「古湯温泉」として親しまれていた旧浴場は利用客の減少や老朽化を理由に１９９６年に閉鎖。それから１４年後、地元の熱い要望を受けて再建されました。新施設は大正時代に建てられた旧施設のゴシック調建築を再現、トンガリ屋根＆レトロな外観が目を惹きます。新施設の建設中の様子も見ていたのでオープンを楽しみにしていました。
《ロビーも明るい雰囲気、２階には再建模型を展示》 木造２階建ての館内はレトロモダンな雰囲気。男女別の大浴場・貸切風呂（５室）・休憩室・展示ギャラリーなどもあります。それでは大浴場へ向かいましょう。
《大浴場》 白を基調とした浴場は明るく清潔な印象。浴槽は２つに仕切られ、温度はどちらも同じように感じます。湯は少しツルツルとする肌さわり、気持ち良いですね。
《貸切風呂》 １階に３室、２階に２室の貸切風呂を完備しています。入浴する都度、お湯が入替えられるので気持ち良く浸かれますね。石風呂・檜風呂などがあります。
《身障者対応の貸切風呂もあります、檜風呂》
《展示ギャラリー》 嬉野温泉を訪れたシーボルトなどの肖像画が飾られています
《休憩室》 温泉街の飲食店１１店舗から出前をとって食事もできます
![[レストラン]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/50.gif){kind=small}
嬉野名物「温泉湯豆腐」や寿司・麺類・丼物・幕の内弁当・会席膳などバラエティなメニューが揃い、次回は食事利用もしてみようと思います。湯上りにベランダで休憩しました。
《ベランダからの眺め》 塩田川沿いに建ち、川の対岸は嬉野温泉公園です。
《取り壊される前の旧施設、新施設を建設中（2009年12月撮影）》
シーボルトの湯 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙８１８－２
営業時間 ６：００～２２：３０（受付）、入浴料：４００円・貸切風呂２０００円
武雄温泉 殿様湯 [佐賀の温泉]
佐賀県の武雄温泉を訪れると朱塗りの「楼門」が目を惹きます。佐賀県出身の建築家辰野金吾氏（東京駅・日本銀行など設計）が設計、１９１４年（大正４年）に完成しました。新館浴場は昭和３８年頃まで営業が続きましたが、入浴客の減少により閉鎖。その後、資料館として利用しましたが老朽化により建物公開も休止。しかし、浴室の倒壊をきっかけに２００３年（平成１５年）に復元され、一般公開されています。立ち寄りにオススメのスポットです。
《新館の見学》 館内には売店があり、お土産や物産品などを販売。１階の浴場、２階の和室などを見学しました。レトロな窓（花頭窓）から眺める楼門は風情を感じ、館内はとても良い雰囲気。武雄温泉楼門は１９７５年に、新館浴場は１９８６年に佐賀県重要文化財に指定されています。 今でも十分使えそうな浴場は、ぜひ入ってみたいと思いました。
《新館の旧浴場、十銭湯浴室もレトロ、檜風呂の家族湯》旧浴場の浴槽には白い大理石が敷き詰められて、十銭湯浴室の浴槽には当時高級だったマジョリカタイルが使われています。
《お風呂・宿の案内》 敷地内には多彩な浴場があり、昔ながらの「元湯」、ジェットバス付きの「蓬莱湯」、露天風呂やサウナ付き「鷺乃湯」、貸切風呂などがあります。
《元湯》 １８７６年（明治９年）に完成した元湯は昔ながらの風情が感じられる造り。いつも入浴客が多く、観光客や常連客で賑わっています。入浴料金：４００円
元湯の浴場は天井が高く、レトロな印象。浴槽は２つに仕切られ、あつ湯とぬる湯に分かれています。武雄温泉に初めて入られるなら、まずは「元湯」をお勧めします。
《貸切風呂の案内》 貸切風呂は７室あり、入浴料金は１時間２，３００円～３，８００円（平日割引有り）。お子さま連れなどご家族でゆっくり温泉を楽しむのも良いですね。
お値段は少々高くなりますがお勧めの貸切風呂を利用しました。武雄鍋島藩主やシーボルトが入浴した風呂は貸切風呂「殿様湯」として使われており、重鎮の家臣が入浴した風呂も貸切風呂「家老湯」となっています。一度は入浴したいと思い殿様湯へ。
《貸切風呂 殿様湯》 控えの間４．５畳と３畳が付いた立派な貸切風呂です。お茶やお菓子も置いてあり嬉しい。殿様気分でゆっくり寛ぎたいところですが１時間の貸切時間はあっという間なので部屋の写真を撮ったら、すぐにお風呂へ向います。《２０１０年４月》
夕方行ったので暗くて写真はブレブレです。江戸時代中期に武雄鍋島藩主の専用風呂として造られた「殿様湯」は総大理石の見事な風呂ですね。湯はとてもツルツルとして良い肌さわり。浴場も部屋の雰囲気も良かったので次回は明るい昼間に訪れて写真を撮りたいと思います。
- 作者: 昭文社
- 出版社/メーカー: 昭文社
- 発売日: 2020/08/28
- メディア: Kindle版
嬉野温泉 大正屋 [佐賀の温泉]
佐賀県の嬉野温泉は好きな温泉地で時々出かけては温泉湯豆腐＆温泉を楽しんでいます。今回は「大正屋」へ立ち寄り湯に訪れました。温泉街に建つ老舗の宿「大正屋」は館内の雰囲気が良く、丁寧な接客はとても感じが良くて宿泊にもぜひオススメの旅館です。
《大浴場 四季の湯》 男性浴場上部に女性浴場が造られ、天井は開閉式で開放感がある造り。浴場は広々として打たせ湯付き、飲泉もあります。
《宿泊者専用 滝の湯》 滝が流れる見事な庭園を見ながら浸かる「滝の湯」はとても落ち着いた雰囲気。「四季の湯」と比べると小さな造りですが気に入っています。
《売店》 お土産コーナーは２ケ所あり、地元の銘茶「嬉野茶」や嬉野温泉名物「温泉湯豆腐」などが並ぶ売店と、有田焼きなど焼物を揃えた売店が別々の場所にあります。どちらも豊富な品揃えでお土産選びも楽しいですね。《２００９年１２月》
《湯ねり柿》 渋柿を嬉野温泉の温泉水で一昼夜かけて「湯ねり」すると・・・あらら、甘柿に大変身。１個（１００円）で販売されていたので２個購入しました。丁寧に包装されて高級柿に見えますね。さっそく食べてみると、渋さは全くないですね。
渋柿を温泉水に漬けて渋さを抜いてあるのは鹿児島・紫尾温泉でも見かけました。大正屋オリジナル菓子もお土産に購入。嬉野のお茶と、いちご（さがほのか）を使用したパウンドケーキ（９４５円）です。友人に贈ったところとても喜ばれました。
大正屋の詳しい情報は公式ホームページをご覧ください。
2023年6月、宿泊した記事もあります。
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- メディア: その他
嬉野温泉(spa-ureshino) うれしのほほん 石鹸セット 3個セット
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平谷温泉 [佐賀の温泉]
佐賀県鹿島市の日本料理落柿で美味しい懐石料理をいただいた後は、すぐ近くの平谷温泉「山吹の湯」へ向かいました。１５０年ほど前から湯治場としての歴史がある温泉です。風呂は男女別浴場と貸切風呂があり、男女別浴場を利用しました。《利用日２００９年５月》
《左上：浴場入口、右上：脱衣場》
《浴場》 大きく採られた窓の向こうには緑豊かな景色が広がっています。内湯はゆったりとした広さがあり、熱湯とぬる湯に分かれています。露天岩風呂はとてもぬるめの温度。交互に浸かってゆっくり温泉を楽しみました。泉質は単純泉、源泉温度２８．２℃
《左上：内湯、右上：露天風呂》
平谷温泉 山吹の湯 佐賀県鹿島市山浦３８６４
営業時間 ８：００～２１：００、入浴料金 ６００円・貸切風呂２１００円（１時間）
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