小京都 飫肥 [宮崎の観光]
2010年10月、南九州旅行へ出かけた際に宮崎県日南市の北郷温泉へ宿泊し、近くの飫肥(おび)を少し散策しました。飫肥は城下町として栄え、現在でも飫肥城を中心に武家屋敷通りや商家通りなど当時の面影が残り、風情ある町並みは九州の小京都と呼ばれています。1977年、国の「伝統的建造物群保存地区」に九州で初めて選定されて、宮崎県では他に日向市美々津(港町)や椎葉村十根川(山村集落)が選定されています。
《通行手形》 飫肥城松尾の丸・歴史資料館など6ケ所の共通入館券です。値段は600円。
《鯉の放流》 飫肥城大手門から少し離れた後町通りにやって来ました。こちらも石垣が残り風情がある町並みですね。水路に鯉がたくさん放流されて元気に泳いでいます。
2004年9月から放送されたNHKの連続テレビ小説「わかば」の舞台地になりました。震災で父を亡くし造園家を目指すヒロインが「緑豊かな宮崎」と「復興・新生した神戸」を舞台にさまざまなことを経験しながら成長していく物語です。私は放送を見ていませんが、ご覧になった方も多いでしょうね。放送を機に観光客もぐ~んと増えたそうです。
《おび天茶屋と、おび天蔵》 大手門通りにある「おび天茶屋」に寄ろうと思いましたが定休日でした。それでは向いにある「郷土料理 おび天蔵」へ入ります。建物の「長倉」は飫肥城下に唯一残る貴重なものだそう。
名物の飫肥(おび)天は魚のすり身と豆腐を材料にして黒砂糖・醤油などで甘く味付け、油で揚げた郷土料理です。実演販売がされていて、店頭には揚げたてのおび天も並び紅生姜入りや海老入りなども美味しそう。お土産には詰め合わせがオススメ。
《厚焼き卵も飫肥名物、おび天 しそ実(110円)》 おやつに「おび天 しそ実」を1枚買いました。少し甘い味付けですが、しその実が入って爽やかな風味も。またいつか飫肥を訪れ、散策もゆっくり楽しみたいと思います。