八千代座：温泉気まま旅：SSブログ

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八千代座　[熊本の観光] [編集]

山鹿市は熊本県北部に位置し、江戸時代の参勤交代にも利用された豊前街道など、当時の面影を残す町並みが続いています。山鹿温泉・熊入温泉・平山温泉などの温泉地があり、毎年８月に開催する「山鹿灯籠まつり」も有名。豊前街道沿いに建つ「八千代座」を訪れました。

八千代座は明治４３年（１９１０年）に地元の商人たちの尽力によって建設された芝居小屋です。翌年にはこけら落としが行われ、各地から有名な芸能人が来演し観客を楽しませてくれました。しかし、昭和４０年代後半になるとテレビの普及などにより使われなくなり、老朽化が進みました。その後保存活動が盛り上がり、全盛期当時の華やかな姿に修復されました。

「い・ろ・は」から始まる桟敷席・花道・すっぽんなど、江戸時代の歌舞伎小屋の様式を見学することができます。１９８８年、国の重要文化財に指定され、１９９６年から行われた大修理ではシャンデリアや天井広告画などが復元されました。《２０１３年１２月》

《復元された天井広告》

《左上：楽屋、右上：奈落も見学》　以前参加した八千代座ツアーではバックヤードも見学しました。１９９０年からは坂東玉三郎さんの公演を定期的に開催しており、２０１４年３月は市川海老蔵さんの公演が予定されています。きっと沢山の観客で賑わうでしょうね。
追記：映画「るろうに剣心　京都大火編」のロケ地になりました。

八千代座（やちよざ）　熊本県山鹿市山鹿１４９９
開館時間　９：００～１８：００、休館日　毎月第２水曜日
詳しい情報は八千代座の公式サイトをご覧ください。