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タデ原湿原 [大分の観光]

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大分県九重町観光に出かけ、阿蘇くじゅう国立公園内にある「タデ原湿原」を散策しました。タデ原湿原は標高約1,000m、飯田高原の長者原(ちょうじゃばる)に広がり、「坊ガツル湿原」と共に2005年、ラムサール条約の登録湿地に指定されました。2つの湿原の面積を併せると91ha、九重火山群の山岳地域に形成された中間湿地になり、国内最大級の規模になるそうです。訪れた4月上旬は野焼きの直後でした。
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《タデ原湿原から見る硫黄山》 タデ原湿原の向こうにはくじゅうの山々が連なり登山客の姿も見られます。雨ケ池・坊ガツル登山ルートの登山口まで行ってみました。雨ケ池まで2.7km、坊ガツルまでは4.7kmの距離になります。
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《自然研究路を散策》 再訪した6月は緑豊か、湿原内に造られた自然研究路を歩かれている観光客もいらっしゃいました。散策コースは3つあり、タデ原1周満喫コース(約1.5km、所要時間40分)を利用して、植物の観察と景色を楽しみました。
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タデ原湿原に咲く花は、春はキスミレ・桜草・サワオグルマ・ハルリンドウ、夏はキスゲ・ヒゴタイ・オカトラノオ・ノハナショウブ、秋はアケボノソウ・シラヒゲソウ・リンドウなど。ガイドと一緒に歩く「タデ原の自然観察会」が定期的に開催されています。
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《蝶を見つけて撮影 2013年6月》
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《ヒゴタイ 2013年8月撮影》 真夏に訪れた際はちょうどヒゴタイが咲いていました。
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《長者原ビジターセンター》 タデ原湿原の手前に建つ「長者原ビジターセンター」は、くじゅうの自然や文化などを分かりやすく紹介する展示施設です。旬の情報展示や登山ルートや観光名所などを確認できるジオラマ展示、植物・昆虫・野鳥などのパネル展示、休憩できるテラス席もあります。館内はバリアフリー設計になっています。
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《館内からもタデ原湿原がよく見えます》

長者原ビジターセンター 大分県玖珠郡九重町大字田野255-33
開館時間 9:00~16:00(5月~10月は17:00まで)、入館料 無料
詳しい情報は長者原ビジターセンターの公式サイトをご覧ください。 
2020年8月、ヒゴタイを見に再訪した記事もあります。
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