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脇浜共同浴場 [長崎の温泉]

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長崎県の小浜(おばま)温泉は島原半島の西部に位置し、橘湾沿いにある海辺の温泉地。その歴史は古く、湯治場として賑わいました。湯量が豊富で温泉街のあちらこちらから湯煙が上がり、源泉温度105℃は日本一の高温だそう。旅館の湯巡りも楽しいですが、路地に佇むレトロな共同浴場「脇浜共同浴場」がとくに好きで時々訪れています。
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初めて訪れた時はこの鄙びた外観を見て驚きました。1937年(昭和12年)に建築された温泉施設が今でも活躍しており、地元の方に“おたっしゃん湯”として親しまれています。改装されたと聞いて訪れましたが、以前と変わらず鄙びた外観でした。
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《脱衣場などリニューアル、木製ロッカーは今も健在》 脱衣場にある木製のロッカーもかなりレトロ、元は鍵だった穴に指を入れて開閉します。
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《女性浴場》 浴場は天井が高くてゆったりした造り。以前は脱衣場と浴場の仕切りがアルミサッシの引き戸でしたが改装後、木枠の引き戸になり雰囲気がアップしました。広い浴槽は2つに仕切られ床のタイルが鮮やかなブルー色で綺麗ですね。湯は熱め、半身浴でもよく温まります。飲泉は塩が効いたスープ味。泉質は塩化物泉
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2010年、長崎県の「まちづくり景観資産」の認定を受けました。とても鄙びた建物なのでいつまで入浴できるかなと心配していましたが、古き良さが認められて嬉しいですね。これからも長く営業を続けて欲しいと願います。《再訪日2011年9月》

脇浜共同浴場  長崎県雲仙市小浜町南本町7
営業時間 6:00~21:00、入浴料金 150円
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