山田教会 [長崎の観光]
長崎県・生月島を訪れたらぜひ行ってみたい教会がありました。昼食をとったお食事処ふくべから車で約2分、小さな集落に「カトリック山田教会」が建っています。以前は煉瓦の上に白いモルタルが塗られていましたが、それを取り除いて煉瓦造りの外観へ改装されました。
生月島には1558年、宣教師ガスパル・ヴィレラ神父の布教によりキリスト教が伝えられ、多くの人が洗礼を受けたそうです。山田教会の現在の聖堂は1912年に建立、設計・施行は鉄川与助氏によるもの。長崎周辺の教会を数多く手掛けており、木造アーチ型のコウモリ天井は見事で以前訪れた平戸市田平町の「田平教会」も素晴らしかった。
《蝶のレリーフ》 天井側面を見るとモザイク模様のような装飾画が飾られ、よく見るとそれは全て蝶の羽根から出来ています。約3万羽の蝶の羽根が使われ11面あるそう!
以前在任していた主任司祭が自ら蝶を採集されたそうですが、どれほどの労力と歳月をかけて作られたのでしょう。蝶のレリーフは復活の恵みを象徴しているそうです。色々な教会を訪れステンドグラスもたくさん見ましたが、蝶を使ったレリーフは初めてでした。
静かに教会を拝観した後は生月大橋を渡り島を後にしました。捕鯨や隠れキリシタンの歴史が残る生月島は自然豊かな島です。またいつか訪れたいと思います。《2011年2月》
カトリック山田教会 長崎県平戸市生月町山田免440-2
【長崎県平戸】手造り あじかまぼこ(5本)【江戸時代から続く伝統の味】
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